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ラオス国日本人会
Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.
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2008年3月号目次
・2007年度日本人会副会長
・鳥インフルエンザ
・バザー収益金 寄贈式
・日本人会大運動会
・教務チームの取り組み
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・一年間を振り返って
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七変化の町ルアンパバーン
私の住んでいるラオス北部の町ルアンパバーンは、とても不思議な町です。その時折で姿を変えていきます。普通はラオス本来の灼熱の暑さかと、思えば、朝日が上がる前は春の日差し、山々に日を落とす時は、晩秋の日差しが射し、面吹き深さを感じます。12月から1月、遅い時には、2月に入っても夜寒くて寝られない日々が続きますが、焼酎、いやラオラオがほしい季節ですね。ちなみに私が下戸ですが。もうルアンパバーンに来て1年が過ぎましたが、住めば住むほど不思議な町だと思います。
自己紹介が遅れましたが、私の名前は、田中と申しましてSVとしてこの町ルアンパバーンに平成18年の11月に着任しました。職種は自動車整備です。日本でもそうですが、毎日機械と向き合って生活しています。一見、エンジンなどは、皆、冷たい機械と思われがちですが、私はそうは思いません。これも不思議ですが車によってエンジンは違うのですよ。いろいろ話しかけてきます。エンジンオイルが古くて苦しいとか、毎日丁寧に乗ってくれてうれしいとか、さまざまな表情があります。まるで恋人とささやきあっているみたいです。皆さんも一度ボンネットを開けてエンジンの声を聞いてみてください。
話は変わりましたが、我が町ルアンパバーンは、その他にも興味深いところがたくさんあります。母親の広い懐で眠っているように町を取り囲む山々、その山々からは、泉が滝となって私たちの目を潤います。
私の日本の故郷九州の言葉にも似たイントネーション、ユーサウ、どこ行きよーと、親しみを感じます。山登りが大好きな私にとって、すぐにでも登りに行きたい所ですが、まだ分からない所が多く、二の足を踏んでいる状態です。以前まで私の第二の故郷は隊員時代訪れたケニヤだと思っていましたが、ここルアンパバーンではないかと思っています。住めば住むほど、不思議さが増していき、また楽しい所であるのは間違いありません。皆さんも一度探索に訪れてみてはいかがでしょうか。
私の夢は、現在、ゲストハウスやホテルの建築ラッシュで、姿を少しずつ変えていくこの町の観光用の地図を、任期期間中に作ってみたいと思っています。最新のそれを空港やバスターミナルで配布出来たらいいなあと思っています。あくまでも夢ですが・・。
(田 中)
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