Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2008年3月号目次

・2007年度日本人会副会長

・鳥インフルエンザ

・バザー収益金 寄贈式
・日本人会大運動会

・教務チームの取り組み

ラオス人に学ぶ酒を断るすべ
アカ族のラオラオ
七変化の町ルアンパバーン
カブトムシおにぎり
サニャブリのルー族
ラオ薬草酒のコレクション物語
森の温泉
忘れられたビエンチャンの港
ビエンチャンにもっとも近い温泉
モン正月
ナムグム湖
バンビエンの洞窟
ナムフーム、タートソン...
家畜市場価格
家の近所のラーメン屋
サワンナケート
カムアンのコンロー洞窟
私の思いでの道 15号線
ガイドブックにないラオス南部
ワットプー祭り
ラオス人と毎日の天気
ラオスの道路事情

・一年間を振り返って

コ  ラ  ム

Gypsy Queen in ワットプー祭り


 ビエンチャンから国道13号線を750kmほど南下してメコン河を渡ると、我が町チャムパーサックに辿り着く。ここから先、10kmの所にあるワットプー遺跡では毎年2月に盛大な祭りが行われる。今年は在京ラオス大使館シートン大使の招待で日本のロックバンドGypsyQueenのコンサートがワットプー祭りの特設ステージで突如開催されることになった。

 GypsyQueenはこれまでにビエンチャンでのコンサートを何回も行っており、今回の来寮は5回目。しかし、地方での公演は初めての試みであり、シートン大使の招待と言うことでステージの設営、音響機材の準備、移動・宿泊・食事など全てがラオス側の手配で行われる手筈となっていた。しかし、ワットプー祭り運営委員会には特別な予算は無く、日本から送られてきたステージ見取り図や機材リストはパクセーでも手配できるか分からないレベルのものであった。

 ワットプー祭りが始まる1週間前、ラオス最大企業の株式会社ビアラオから広報イベント開催の申し入れが運営委員会に突如届けられた。正に「渡りに船」。ビアラオの用意したステージや音響機材はビエンチャンから運んできたもので、野外ステージが突如祭り会場に出現した。スモークはもちろん、色とりどりの照明、ライブ映像を映す大型スクリーン、夜空に閃光を放つサーチライトなどラオスでも最新の機材と日本のロックバンドがワットプーに登場だ!(コンサートの様子はwww.gypsy-queen.comでチェック!)

 10,000人以上の来場者がラオス舞踊、インド舞踊、GQコンサート、ポップ歌手コンサートなど、ラオスでも最大規模のイベントを体験できたと思う。昨年からは、ラオ・スターチャンネルによる衛星放送が開始され、地方でも首都ビエンチャンの様子や各地方の状況がテレビの映像を通して知ることが可能になった。この先、ラオスにも地方の時代が必ずやってくるのではないだろうか・・・。
(岩 月@チャムパーサック)