Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2008年9月号目次

・2008年度会長

・植樹祭

メコン河観測史上最高水位
ロンの新米の味は?
乾杯が始業ベル???
ラオスの経済・社会・産業基盤
第一回ラオス柔道選手権大会
日本人会テニス大会

コ  ラ  ム

乾杯が始業ベル???


【完成した小学校】
 王子製紙子会社であるOJI LAO PLANTATION FOREST LTD(LPFL社)は製紙原料の育成を目的とした早成樹の植林を行っています。しかしそれ以外にも力を入れている事業があることは、あまり知られていないのではないでしょうか?今回はそれらについて、紹介したいと思います。

 弊社は政府との契約の中で、最大5万haの植林を認められておりますが、植林以外にも、地域の発展をお手伝いすべく、道路の整備、お寺、学校の建築改修、井戸掘り、電線の敷設等々の社会貢献事業も行っています。内容は地域村民の要望にこたえる形で行いますが、悲しいかな元は製紙会社のサラリーマン、多岐にわたる要望に翻弄され、NGO、国際援助団体での勤務経験を持つラオス人スタッフに助けてもらい、慣れない仕事に四苦八苦する毎日です。
【コミュニティーセンターでの健康相談会】
 ビジネスの席上では呑まないとのポリシーの方も多いと思いますが、弊社社会貢献部員の仕事は、村を訪問し、車座でラオラオを飲むことから始まります。体調にもよりますが、訪問日の業務可能時間(思考正常時間)は乾杯後2時間が限度と過酷(愉快?)な部署なのです。

【乾季も枯れない井戸】
 社会貢献事業のもう一つの柱は、カムワン県に建設した施設‘コミュニティーセンター’の運営です。会議棟、教育棟、博物館、食堂、ゲストハウス連からなるこの施設は、社会貢献事業の拠点、情報発信基地とすべく建設されました。今まで政府要人、地域村民、日本からの来賓が多数訪問され、大変ご好評をいただいています。また地域を対象としたイベントとして、これまで、もちつき大会、ラオダンス教室、JOCVとのジョイントによる健康相談会、LJセンターとのジョイントによる折り紙教室等を開催してきました。同センターは、より細やかな運営を目指すべく、感性豊かな女性スタッフが管理運営していますが、イベント開催時には、我々オッサン日本人も積極的に参加、企画立案していますが、所詮思考の硬直化したオッサン。本原稿がALRLに掲載されるのを契機に皆様からのセンター活用法のアイデアを広く募集したいと思います。ラオス村民のニーズについては「腕に覚えあり」の方、企画は王子製紙北村までお願いします。

北  村(王子製紙)