Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2008年1月号目次

・在ラオス国日本国大使

・チャリティバザー
・クリスマス会

・補習校の取り組み

日本映画祭り
ビエンチャン・マラソン激走記
ペタンク
ゴルフ、それは自分との戦い
「てっちゃん」って だれ?
おお~ドゥワンチャンパ~

・空港税の取り扱いについて
・日本人会のハッピができました

コ  ラ  ム

日本映画祭り


 2007年11月2日から11日まで、ラオスと日本との相互理解促進を目的に、【日本映画祭り】が開催されました。同期間中には、日本映画の上映のほか、日本歌唱コンテスト、ラム盆踊り、日本&ラオス紹介ブース展示など各種イベントが行われ、総勢5,000人以上の方々にお越しいただくことができました。ご協力いただきました関係者の皆様、誠にありがとうございました。

 日本映画の上映は、在ラオス日本国大使館、ラオス情報文化省、国際交流基金、ラオス日本人材開発センターの共催で行われ、11月2日から11日までの10日連続で、様々なジャンルの日本映画(計10本)が上映されました。

 国立文化会館で行ったオープニングには、カムシン・ラオ日友好議連会長、ブアングン情報文化副大臣や各国外交団の他、多くの中・高校生が来場し、黄色い歓声も交えながら、初日の映画『ウォーターボーイズ』を楽しんでいました(2日目からはLAO-ITECC映画館にて上映)。

 今回の映画祭りは、ラオスの方々に日本の映画を楽しんでもらうとともに、映画を通じた日本社会や文化、暮らしなどにふれてもらうことを目的として開催されました。上映後のアンケートでは、「日本映画を観たのは初めて」「機会があればもっと日本映画を観てみたい」といったコメントが寄せられました。また今回は、様々なジャンルの映画が上映されましたが、上述の『ウオーターボーイズ』や『ロボコン』などの青春ドラマ系が好まれる傾向が見られた他、『椿三十郎』『赤ひげ』等、黒沢映画に対する根強い人気も印象的でした。

 11月3日(土)にLAO-ITECC屋外ステージにて開催された日本歌唱コンテストは、ラオス元日本留学生会とラオス日本人材開発センターの共催で行われました。コンテストでは、予選を勝ち抜いた10名のラオス人が、大勢の観客が見守るなかで『北酒場』や『涙そうそう』などを熱唱し、満場の喝采を浴びていました。参加者は、歌唱力、発音、パフォーマンス、自己紹介内容などの項目で審査され、『Begin』を歌ったアヌーソンさん(ラオス国立大学文学部日本語学科生)が1位に選ばれました。コンテストの模様は、ラオス国営テレビ、スターチャンネルでも放映され、大きな反響を呼びました。

 11月11日(日)にLAO-ITECC屋外ステージにて開催されたラム盆踊りは、ラオス国日本人会とラオス日本人材開発センターの共催で行われました。清水建設にご協力いただき組んでいただいた櫓のまわりを、カンボジアより自主参加してくださった芽魂太鼓チームによる太鼓の音色にあわせて、大勢の人々が日本の盆踊りとラオスのラムウォンを交互に踊って、盛り上がりました。また、櫓のまわりには屋台も並び、焼き鳥やコロッケ、カオチーなどの即売が行われるなど、日本の夏祭りの雰囲気も楽しむことができました。

 11月9日(金)―11日(日)にLAO-ITECC2階にて開催されたブース展示では、ラオスJICA事務所、IV-JAPAN、難民を助ける会ラオス事務所、ラオス元日本留学生会ほか、ラオス政府関係機関など計14団体が出展し、写真パネルの展示やパンフレットの配布などによる活動紹介が行われました。なかでもクイズや車いす展示などを行った参加型ブースでは、多くの人で賑わっていました。

 最後になりましたが、【日本映画祭り】など一連のイベントでは趣旨にご賛同いただき多くの貴重な景品を大勢の方々・会社よりご寄贈いただきました。この紙面をお借りして、実行委員一同より厚く御礼申し上げます。
ラオス日本人材開発センター 実行委員メンバー
花  園