Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2009年7月号目次

・2009年度会長

・2009年度新役員の紹介

・日本人会定期総会

・平成21年度 入学式

ラオスでの4年2か月を終えて
千晶が行く
第6回日本語スピーチ大会
WIG
   (Women's International Group)
ミタパープ会
日本人会ゴルフ愛好会

コ  ラ  ム

第6回日本語スピーチ大会


 3月21日(土)、国立文化会館で第6回日本語スピーチ大会が開催されました。スピーチ大会は、教室以外に日本語を使って表現する場が少ないラオスでは貴重な機会です。入賞すれば日本へ行く機会が得られることもあり、大会への出場、入賞は日本語学習者の大きな目標にもなっています。

 大会は、日本国大使館、元日本留学生会、九つの日本語教育機関から成る実行委員会によって、年に一度開かれています。今回は、朗読、スピーチ初級、スピーチ中級の三つの部門に計23名が出場し、400人を超える来場者を前に日頃の学習成果を競いました。

 今回初めて設けられた朗読部門では、出場者が詩や物語をテンポよく朗読し、みんなを楽しませてくれました。また、小学生が見事2位に入賞。会場を大いに盛り上げました。

 スピーチ部門では、一次審査をくぐり抜けた出場者一人ひとりが、自分の体験や意見を力強く発表しました。ちなみに初級部門で優勝したフンパンさんのタイトルは「私の人生」、中級部門で優勝したマリーチャンさんのタイトルは「教育の問題」です。

 アトラクションでは、五つの日本語教育機関による合唱や演奏のほか、ゲストによるスピーチも披露されました。左の写真は、「手のひらを太陽に」を熱唱する盲学校の生徒さんたちです。

 日本語スピーチ大会も6回を数え、出場者の背景やスピーチの内容からは、学習者の多様化と全体的なレベルの向上がうかがえます。ラオスは、中学・高校や地方都市の大学ではまだ日本語教育が実施されていませんが、若者や年少者に潜在的需要があり、ラオス人の先生が育ちつつある今、学習者の広がりに対応すべく、環境づくりに取りかかる必要がありそうです。

 今回の実施にあたっては、ラオス教育省、ラオス国日本人会、JICA、JICE、王子製紙、ラオミドリセーフティーシューズ、アジア大洋州三井物産、日本在外企業協会、国際交流基金から多くのご支援ご協力をいただきました。また、個人の方からもご寄付ご声援がたくさん寄せられました。この紙面をお借りして、厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今後とも引き続きご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

第6回日本語スピーチ大会実行委員会 森  西
(ラオス国立大学日本語学科)

部門  順位氏名タイトル
朗読ターコム カンタヴォンサイ日本へ遊びに行きたいですか
アノーラック ホラヌパープ泣くぞ
ティッサディー ケオナーリー
初級フンパン ソーンナピンわたしの人生
サンティスック デーンケット迷子の田舎者
アミット ペッサダー不安な社会
中級マリーチャン スリデート教育の問題
シーパパイ シーポンサイ新しい1ページのために
ペッサワン ノンインティラー本当の愛情