さて日本人会についてですが、そもそも日本人会というものは会員の皆様にとって無いと困るというものではないでしょう。日本人会が無くても日々の生活に不便がある訳ではありませんし、日本人会が皆様の生活に何かして差し上げられる訳でもありません。でも、クリスマス会や運動会等を楽しみにしていてくださる方やお子さんもこれまた多くいらっしゃるのではないかと思います。会員の皆様にラオス生活での一服の潤いの場を持って戴くこと、これが日本人会の最も大きな存在意義だと思っています。私共役員はその場を提供することに尽力致します。場を盛り上げて戴く主役は会員の皆様各位。行事等に積極的に参加して戴くことはもとより、日頃より日本人会の活動に関する御助言・御提案等をどしどしお寄せ願いたいと思います。会員の皆様が育む日本人会、会員の皆様全員に、あって良かったなと思われる日本人会、そんな日本人会像を描いています。
最後になりますが、東南アジアにおきましては、日本人は基本的に好かれている民族であり、日本人というだけで信用される風土も十分に存在します。これは私共の諸先輩が営々として築き上げてくれた貴重な財産です。私達はこの財産を守り育てて行くべく、常に現地の方には敬意と感謝の念をもって接すること、信頼は裏切らないことを実践すべきと考えます。
2009年度 ラオス国日本人会会長
高 沖
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