第3回「LJCにほんごまつり」のオープニングは、第5回ラオス日本語スピーチ大会のアトラクションにも参加した有志11名による「プラネタリウム(大塚愛)」と「Step By Step(東方神起)」の歌とダンスが飾りました。
そして、続くスピーチ発表では、初級の2名がスピーチを行いました。発表は、「お金はいつもしあわせをあげません」と「ラオス-日本センターで日本語を勉強する」でした。審査員の方からは、挑戦することの大切さと来年の第6回ラオス日本語スピーチ大会へむけた励ましの講評をいただきました。
今年初の試みであった硬筆コンテストには、23名が参加し、当日の朝、時間制限30分で全員が同一課題のひらがな・カタカナの書写を行いました。課題は、谷川俊太郎の「朝のリレー」です。作品は、LJCのロビーに掲示し、多くの方に見ていただきました。課題の達成度、作文用紙の使い方、字形、作品としての美しさの4点から採点され、1~3位の学生には賞品が授与されました。講評では、丁寧にきれいにと心がけて書くことの大切さが話されました。
午前の部の最後は、毎年恒例となったクラス対抗のアトラクションです。初級と中級の計7クラスが、ひとつずつ出し物を用意しました。日本語の歌「うえをむいてあるこう(坂本九)」、「だれにだっておたんじょうび(童謡)」、「長い間(Kiroro)」を歌ったり、日本語の歌にあわせて演技をしたりと会場を盛り上げました。ほかにも、ラオス人の女性や学生の服装について解説をまじえた寸劇をしたり、ラオスの結婚式について日本語とラオス語で紹介をしたり、日本の習慣・マナーに関する○×クイズを行ったクラスもあり、それぞれのレベルで使える日本語を使いながら、工夫をこらした内容でした。クラスの団結力、日本語、オリジナリティー、パフォーマンス力の4点から採点され、1~3位のクラスには、賞品が贈呈されました。このクラス対抗アトラクションをはじめとする各コンテスト・発表は、企画から準備・練習の全てを受講生が中心となって進めました。クラスの団結や受講生同士の交流の場になっただけではなく、教室外で日本語を使うことができ、受講生にとって大きな自信と今後の学習の励みになったと期待しています。
当日、ご来場・ご協力いただいた皆様に、この場を借りてお礼申し上げるとともに、今後も日本語学習者を励ましていただきたく、お願い申し上げます。
田 渕
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