Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2008年6月号目次

・2008年度会長

・2008年度新役員の紹介

・日本人会定期総会

・先生方の紹介
・新入生紹介

メコンで素振り
ロケット・フェスティバル
第5回日本語スピーチ大会
LJCにほんごまつり
日本人会テニス大会

コ  ラ  ム

第5回日本語スピーチ大会


 現在、ビエンチャンでは約500名のラオス人が日本語を学んでいます。その学習成果の披露、日ラ友好の場として、年に1回、日本国大使館、元日本留学生会、市内の日本語教育機関によって組織された実行委員会によって、日本語スピーチ大会が開催されています。本年度は、40名の応募者から選ばれた16名が最終審査である大会に出場しました。

   2008年3月22日(土)、国立文化会館には、ポンメーク保健大臣兼ラオス日本友好協会会長、カムシン国民議会経済計画財政委員長兼日本ラオス友好議員連盟会長、リトゥー教育副大臣、藤村在ラオス日本国大使館臨時代理大使がご列席され、ラオス人、日本人あわせて約400名の聴衆の前で、16名の出場者が日本語でスピーチ発表を行いました。また、ラオス語原稿を映写することによって、日本語がわからない方々にも内容をご理解いただくようにしました。

 発表内容は、個人的なものから現在のラオスの社会問題を取り上げたものまでと、バラエティー豊かな発表となりました。審査は、小林在ラオス日本国大使館参事官、越智日本人会副会長、高島JICAラオス事務所所長、パリマ元日本留学生会会長、吉川日本語教育専門家(国際交流基金)の5名によって行われました。

 審査項目としては、A部門は内容、構成、発音、印象の4項目、B部門は4項目に加え、質疑応答の5項目から採点され、点数集計後に協議がなされました。

 審査の結果、A部門第1位には、「不幸についての話」のパニダーさんが選ばれました。個人的な体験をふまえた、笑顔で困難を乗り越えようと主張する内容でした。同2位には「ゴミ箱で拾った知識」のウィエンサワンさん、同3位には「勉強の大切さ」のサムリンさんが入賞しました。


 B部門第1位は、「ラオスと日本の若者達の違いについて」のドゥアンマニーさんでした。2国間の若者の違いを述べ、お互いの良いところを学びあうことでより良い発展を目指そうという主張でした。同2位は、「すばらしい薬」のトンカンさん、同3位は、「5分も忘れられない」のプッサディーさんでした。

 入賞者には、表彰状とトロフィー、そして後援団体から寄せられた賞品が授与されました。また、出場者全員に、日本語辞書が参加賞として贈呈されました。また、B部門の優勝者は、2008年度ASEAN「日本語スピーチコンテスト優秀者」発表会(2008年10月、東京にて開催)に派遣されます。

 スピーチ発表の他にはアトラクションとして、チャンパ日本語学校、ラオス国立大学文学部日本語学科、シーホームヴィタニャー語学学校、ラオス日本人材開発センター日本語コース(発表順)の有志によるダンスや寸劇、歌などが演じられ、満場の喝采を浴びていました。

 本大会の開催にあたっては、ラオス教育省、ラオス国日本人会、JICA、JICE、国際交流基金、王子製紙、ラオセフティーシューズ、日本在外企業協会から、ご後援をいただきました。この紙面をお借りして、お礼を申し上げます。有難うございました。また、来年度以降も引き続きご支援を賜りたく、改めてお願い申し上げます。
阿  部