乾季になりメコンに中洲ができたので、そこで穴の開いたプラスチック製の玉を打つことにしました。朝でも人がいるので本物のボールは危険です(特に私のはどこに飛ぶかわからない)。3つの玉を打ち、飛んだ場所から元の位置に打ち返します。時には砂を叩いてしまうのですが、なかなか良い練習でした。しかし、ある日ひどい目にあいました。
今日は風があるなと思いながらいつものように打ち、反対側に行って打ったその瞬間、舞い上げた砂が、全身に振りかかってきたのです。最初と風向きが違うことに気づかなかったのです。あわてて住家にもどりシャワー浴びたのですが、耳にまで砂が入ってました。ご参考までに、メコンの砂はさらさらでした。
ここではゴルフはまだまだ珍しいようで、時にはサッカーをしている若者が、あるいはトクトクの運ちゃんが「やらせて」と寄っていきます。やらせてみると、持ち方などむちゃくちゃなのに私よりうまく飛ばします。私の半年間の練習はナンだったのでしょう。
砂場だった中州ですが、2、3ヶ月で草ぼうぼうになってきました。自然の力は偉大です。「メコンよ、その力を私のゴルフに与えたまえ!」と祈っているのですが、今のところご利益はありません。
天 野
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