Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2007年6月号目次

・2007年度会長

・2007年度新役員の紹介

・日本人会定期総会

・新入生紹介

・ラオス・ラグビー・ほんまかいな
・セレブに大人気のテニス
・庶民の娯楽サーカス
・ビエンチャン上水整備計画

・ラオスで「日本語能力試験」

情報ひろば

ラオスで初めて「日本語能力試験」が実施されます
(注: 終了しました)


 2007年12月2日(日)に、世界49カ国、134都市で「第24回日本語能力試験」が実施されます。今年は、とうとうビエンチャンでも実施されることになりました。

 日本語能力試験は、1984年の開始以来、毎年12月の第1日曜日に全世界一斉に実施されてきました。1,2,3,4級の4種に分かれ、合格者には国際交流基金による認定証が発行されます。2006年度の受験者総数は43万7千人にのぼりました。近年、特にアジア諸国の受験者数が急増しています。その理由は、留学や就職、会社の昇給のための判断材料として求められているからです。

 参考のために、図1「受験者数の推移」と図2「国別の受験者数」をご覧ください。(出典:国際交流基金『日本語教育通信』第58号)
 受験者数からみると、タイが第6位、ベトナムが第7位となっています。この2カ国では、大学のみならず、中学校や高校で日本語を学習する生徒が増えています。また、マンガやJ-POPへの興味から日本語を勉強している方もいます。昨年度より試験を実施したカンボジアでは、630名が受験しました。
図1 受験者数の推移

図2 国別の受験者数
国(地域)受験者数(人)
中国16万5357
日本国内7万2880
韓国7万0495
<台湾>4万9571
<香港>1万2221
タイ1万1861
ベトナム8045
インドネシア7108
インド5366
シンガポール3712
その他3万0748

 現在、ラオスの日本語教育機関に在籍している学習者は約500名と推計されていますが、ほとんどの方が日本語能力の認定証をもっていません。いままでは、バンコクやチェンマイまで行かなければ受験できなかったためです。また、日本留学から帰国された方をはじめとして、日本語学習経験があっても、受験されたことがない方もいます。
 この機会に、みなさまの家族、友人、知人、同僚に、ぜひ受験をおすすめください。ちなみに、現在、日本では新試験への改定作業が行われていて、2009年度より、新しい出題形式、測定方法、能力基準による試験が実施予定です。つまり、過去問題によって、傾向を把握して受験対策を講じることができるのは、今年と来年だけです。
 現在、ラオス日本人材開発センターにて、受験案内を頒布、願書を受け付けています。受験料は、1,2級:100,000キープ、3,4級:80,000キープ。願書締め切りは、9月7日(金)です。ご不明の点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。今後も実施に向けて、日本人会のみなさまのご支援をいただきたく、よろしくお願いいたします。

国際交流基金派遣日本語教育専門家
平  田