Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2007年9月号目次

・2007年度会長

・役員交代のお知らせ

・植樹祭
・ボウリング大会

・稲作体験親子学習

・4年半ぶりのラオスに感じたこと
・ラオスde自転車
・勘定書きのはなし

・日本人会ロゴのデザイン決定

日本人会活動報告

日本人材開発センターで植樹祭
2007年6月30日(土)


6月最後の土曜日、ラオス国立大学にあるラオス日本人材開発センター(LJセンター)にて植樹祭を実施しました。

来賓にラオス大学よりフェサモン クーンサワットゥ副学長、日本大使館より藤村公使をお迎えしました。お二人よりご挨拶を頂いた後、日本人会の宮島副会長を加えた3名で、LJセンター正面玄関にインタニンの記念植樹を行いました。(左写真)

続いて、子供達で正面玄関の周りにドックケムを植樹しました(右写真)。今回は小さな子供でも植えられる様に小さな苗木を準備しました。これまた小さなスコップで土を掘り、苗木を穴に入れ、再び土を掛け、ペタペタ叩いて周りをしっかり固めて完成です。

中庭の日本庭園にはインタニンの木を植えました。こちらは大人の出番です。4~5人で1本の木を合計8本植えました。

植樹が終わった後は、LPFLの大和さんによる森林教室「空飛ぶタネのお話」と種の模型製作を行いました。植物は動物と違って動くことができません。自分の子供を色々な場所にたくさん残すために色々な工夫をしています。そのひとつとして、遠くまで飛ぶよう種に羽根を持ったものがあります。

今回は折り紙とクリップを使ってラワンとウルシの種、発砲スチロールでアルソミトラ・マクロカルパという木の種の模型を作りました。さてさて、この種・・・どんな風に飛ぶのでしょうか?ラワンとウルシの種の模型は、くるくるくるくると意外に可愛い舞を見せてくれます。2~3分もあれば作れる超簡単模型です。インターネットですぐに作り方が分かりますので、是非おためしあれ。アルソミトラの種の模型はちょっと難しいので市販品を使いました。グライダーの様な形をしていて、何メートルも空中をふわりふわりと飛んでいきます。ラオスの空気にぴったり、ゆったりした気持ちになります。

ご飯を食べた後は、丸太切りに挑戦です。(左写真)お父さんや周りの大人たちに手伝ってもらいながらも、みんな何とか最後まで切り終えることができました。腕に覚えのある大人も参加して、こちらはタイムレースの様相でした。

次はこの輪切りを使ったハンディークラフトです。カラフルな粘土や麻ひも、押し花などを思い思いに輪切りにくっつけていきます。ラオス人の男の子も夢中になって何やら作っています。見せてもらうと、宇宙を思わせる哲学的な雰囲気漂う作品です。人気があったのは押し花を使った可愛い首飾りです。(右写真)

 ラオス日本人材開発センター及び王子製紙株式会社より苗木と場所のご提供、事前・当日の準備に多大なご協力を賜りました。
 ありがとうございました。
隣国タイではタイ桜と呼ばれるインタニン(左写真)が花を咲かせる頃、是非LJセンターまでお花見に足をお運び下さい。
木  原   


ボウリング大会
2007年8月18日(土)


 今日は待ちに待ったボウリング大会。優勝すると豪華賞品。何がもらえるのか、ドキドキわくわくの8月18日の土曜日。昨日の夜はストライク連発のイメージトレーニングもしたし、インターネットでボウリングのコツも調べたし、今日は入賞間違いなし。

 勇んで会場を目指し、セタパレス裏を目指していくと、おっとありました、世界中共通(?)の『ボウリングあります』の証、特大のボウリングピン。「どこで作って運んできたんやろう」などと気をとられつつラオ・ボウリングセンターに到着すると、入り口前には大企業にも負けないぐらい、いや少し負けるぐらいの『受付』を発見!もう既に何人か受付を始めています。「おやおや、気合入れちゃって。優勝は渡せへんで。」なんて思いながら、自分も受付へ。

 50,000kipを支払い、『頑張ってください~』なんて声をかけられながら、いざ会場へ!!!ちょっと薄暗く、空調の音が少しうるさいボウリング場ですが、まぁまぁ快適。レーンは全部で12レーン、今日は日本人会ボウリング大会のために貸し切りです。貸し切りだなんて、なんだか盛り上がってきたところで、早速、靴選びへ。「え~っと、27cm、サオジェット」・・・・・「え?、インチ?」、「なんぼやろ?」、わからないので、とっかえひっかえ試してみて、しっくりくるのを選びました。「靴は大事やからね。妥協は許されません。

 でも、インチとは・・・出鼻をくじかれた感じやわ。」ということで、心の動揺を抑えるべくゆったりベンチに座っていると、ボウリングピンは目に入るわ、ボールは目に入るわ、落ち着かないので、目をそらしたその先には・・・入賞者への豪華賞品が並んでいるではありませんか!落ち着くどころではなくなったので、ここは気持ちを切り換えて大いに気持ちを盛り上げることに。そうこうしているうちに続々と人が集まり、もう開始時刻。でもラオス時間なので、少し遅れての開会式。理事の角田さん(JICA専門家)の名司会の後、JICAシニアボランティアの天野さんの指導で準備体操。これでばっちり準備は完了です。

それでは、用意、スタート!!!
 賞品は各部の1~3位の他、団体戦1~3位、大波賞(2ゲーム目のスコアが非常に伸びた人)、小波賞(1ゲーム目と2ゲーム目のスコアの差が小さい人)、ブービー賞、ブービーメーカー賞(最下位)、特別賞(18位:8月18日なので)がありました。

 優勝の Mr. Vanthadaxay さんは司会やその他連絡の通訳をしながらのゲームにも関らず、なんと5連続ストライクを出すなど、素晴らしい成績でした。また、男女とも上位1~3位をラオス人が独占するなど、オリンピックの何かの種目を見ているような結果になりました。なぜ、ラオス人はボウリングら上手なのか?これは、ペタンクが上手なのと関係があるのか?これは一つ調査をする価値ありです。
上位の成績表
(スコア:1ゲーム目、2ゲーム目)
男子の部
 1位 Vanthadaxay (212,168)
 2位 Manoth      (147,182)
 3位 Saykoson    (188,140)
女子の部
 1位 Oulaylath   (116,121)
 2位 Y.文 華   (109,123)
 3位 Chansomphou (105,118)
ちびっ子の部
 1位 I.大 和   ( 64, 80)
 2位 Y.チリュウ( 63, 79)
 3位 E.航 平   ( 60, 59)


 また、賞品を提供していただいた、TAK Equipment、L-JATS CO., Ltd、王子製紙(株)、てっちゃんねっと、の皆様、どうもありがとうございました。

 ところで自分は、気合は空回り、ストライクも続かず、どうもイメージトレーニング(夢?)の通りには事は進みませんでした。やっぱりちゃんと練習もしないと、イメージトレーニングだけではダメですね。ゲームの後は、自分のボウリングの成績のことも忘れ、他人のボウリングを眺めながら、キッチン東京の昼ごはんをつつきながら、知り合いとワイワイ楽しく過ごしました。来年こそは日本人も入賞を!!!
松  元