Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2009年1月号目次

・在ラオス日本国大使

・役員交代のお知らせ

・日本人会チャリティバザー
・日本人会クリスマス会

・日本アニメ映画祭&文化祭り
・ウドンムサイの新築の儀
・北朝鮮レストランレポート
・ラオス柔道
・日本人会テニ大会
・日本人会ゴルフ愛好会

日本人会活動報告

☆日本人会チャリティーバザー☆
2008年9月27日(土)


 去る9月27日、ラオス文化会館にて日本人会チャリティーバザーを行ないました。前年に引き続き、「日本アニメ映画祭&日本文化まつり」(9月26日~28日)と合わせて開催しており、会場には盆踊り用の櫓(日本人会/清水建設協力)が組まれ、出店も立つなど、にぎやかなお祭りの雰囲気が漂っていました。

 準備した整理券はバザーの開始1時間前から順調に減り、バザー開始時には会場の周りに入場を待つ人だかり。「買うぞ!」という気迫が伝わってきます。販売を開始すると、商品目がけて我さきにと人が押し寄せ、まるで嵐の中。電化製品、DVDなどが特に人気のようで、飛ぶように売れました。 なお、今年は、たたみ3畳という提供品がありました。始めは立てかけておいたのですが、品物ではなく会場を仕切る板と思われたのか、一向に売れる気配がありません。「これはもしや、売れ残って日本人会で保管か…」という考えが頭を過ぎったのですが、理事の一人が、畳を敷いて寝転がり、使い方を見せたところ、あっという間に購入されていきました。日本の畳、きっと昼寝に便利そうだ!と思われたのでしょう。今頃、どこかのラオスの家庭で、日本から来たマットとして使われているのかなと思うと、微笑ましくなります。

 お蔭様で、売り上げは目標としていた1,000ドルを達成しました。売り上げの半分は12月6日の日本人会クリスマス会で日本語補習授業校に寄付しました。残りの半分は、ラオスの社会福祉団体に寄付する予定となっています。社会福祉団体への寄付については、追ってご報告いたします。少しでも、補習校、ラオス社会に貢献できれば幸いです。

 バザーの品物をご提供くださった皆様、暑い中お手伝いいただいた補習校保護者の皆様、そして売り上げに貢献してくださった皆様、ご協力をありがとうございました。
岩  崎


☆日本人会クリスマス会ー☆
2008年12月6日(土)


 毎年恒例のクリスマス会は例年より少々早めの12月6日(土)ラオプラザホテルで開催され、宮下大使ご夫妻他146名の皆様が参加されました。

 ビエンチャン市内では未だクリスマスの感じはありませんでしたが、会場内はクリスマスの雰囲気が満ち溢れ、日本人会会長のオープニングの挨拶に続き、宮 下大使の乾杯のご発声により整斉と開始されました。担当役員が手弁当で長時間をかけて、知恵を出し合い、大人も子供も楽しめるプログラムが随所に組まれ、一足早いクリスマスでしたが、大いに盛り上がりその気分を十分味わうとともに、参加者相互間においても懇親の度を深められた様子で、役員一同ほっと胸をなでおろしています。

 イベントの皮切りは、ラオスで長年生活をしておられる斉 藤さんの手品でしたが、特に小学生の皆さんが興味津々、ステージ下に集まって不思議そうに見入っていました。最後に一つ種明かしをしてもらいましたが、手品に興味を持ってくれた人も居たのではないかと思います。

 補習校2年生の皆さんによる詩の朗読も実に良くできました。語りかけるような音読詩に次の句は何だろうとついつい引き込まれてしまいました。先生の素晴らしい指導の様子が窺われ、この日のために一所懸命に練習された成果を発表されたことに感心させられました。
 また、史 帆ちゃんと桃 子さんのピアノ伴奏に合せて、全員によるクリスマスソングの合唱には会場の皆さんも和して歌い、クリスマスの雰囲気をぐっと盛り上げ、とても良かったと思います。

 ジェスチャーをしてくれたピエロのオジサンは、遠い国から駆けつけてくれたとか、小麦粉と口紅で化粧したピエロに驚かれた人も多かったと思いますが、何を隠そう天 野日本人会副会長だったのです。難問珍問ばかりでしたが、出席者全員が回答者ということもあって会場は大いに盛り上がりました。

 おねえさんサンタとおじさんサンタが大きな袋を持って一緒に登場するとその回りは子どもたちで溢れましたが、行儀良く順番にプレゼントを受け取るのはさすがに日本人会の子どもたち、一足早いクリスマスプレゼントに大喜びでした。

 ビンゴゲームと籤引きには賛助会員及び内外の企業から多彩かつ豪華な景品の提供があり、皆さん何が当たるのかと真剣そのもの、狙っていた品物を手にしてニコニコ顔の人がいる一方で、ため息と羨ましさがない交ぜになった声が会場内に溢れ、最後までハラハラ・ドキドキの連続でした。ご協力いただいた企業等に改めてお礼を申し上げます。

 クリスマス会の懇談に先立ち、9月27日に実施した日本人会バザーの売上金の一部を補習校の島 崎 校長先生に会長から寄付いたしました。残余はラオスの身体障害者施設に寄付する予定で、現在調整中です。

 2008年の世相を一文字で表す漢字として「変」が選ばれたそうですが、2008年は、世界的にも日本国内的にも政治、経済、社会のどの分野を見ても大変かつ異常な年であったと思います。2009年は世界が早々に金融危機から脱却して景気を回復し、国際政治を含めて政治が安定を取り戻し、社会的には平和で安全な年になって欲しいと願いながら一足早い年末のクリスマス行事を楽しむことができました。

 最後になりましたが、日本人会の皆様にとって2009年がより良い年でありますよう役員一同祈っております。
田  川