Association of Japanese Residents in Lao P.D.R.



2010年12月号目次

・在ラオス日本国大使

・気象について
・物理(ソーラーカー作り)

・「ひったくり」「空き巣」
 「忍び込み」被害に注意

・最近発行されたラオスの本

・ラオスのホテル及び観光産業
・一村一品開発
・ルアンパバン職業訓練学校にて
・シェンクワン便り

大使館便り

「ひったくり」、「空き巣」、「忍び込み」被害に要注意


 最近、ビエンチャン特別市内において、日本人を含む外国人を狙った「ひったくり」、外国人住居を狙った「空き巣」や「忍び込み」が多発しています。
 つきましては、以下の防犯対策を参考に、これらの被害に遭わないよう十分注意してください。  なお、これらの防犯対策については、当館発行の「安全対策マニュアル」(当館ホームページからダウンロード可能)でも詳しく説明しています。

1.「ひったくり」

(1)主な被害事例
  • 路上において、歩行中や自転車での走行中、オートバイに乗った2人組が後方から近づき、追い抜きざまにバッグ等をひったくる。
(2)防犯対策
  • 常に周囲の警戒を怠らない。
  • 不審者による追跡を感じたら安全な場所(警察官の詰め所、銀行等警備の厳しい場所、人の多いところ)に身を寄せ、不審者の追跡を中断させる。
  • 歩道、車道を歩くときは、なるべく手荷物を持たないようにし、両手は可能な限りフリーにする。バッグ等を持つ場合は、建物側(車両の通らない側)に持つか、胸の前で抱えて持つよう心掛ける。
  • 夜間や人気のない場所の通行は避ける。
  • 自転車の前カゴにはバッグ等は入れず、やむを得ず入れる場合には、ネット等を装着するよう心掛ける。
  • ひったくり事案のほとんどはオートバイを利用して犯行に及んでいるので、外出の際には周囲の状況、特に不審なオートバイがいないか十分注意を払う。
  • バッグ等をひったくられそうになったときは、無理な抵抗は避ける。無理に抵抗すると引き倒されたり、思わぬ怪我をする危険性がある。

2.「空き巣」、「忍び込み」

(1)主な被害事例
  • 家人が留守の間、または夜間家人の就寝中に住居に侵入し、金品を盗む。警備員を雇用している住居や窓枠に鉄格子が付いている住居でも被害に遭っている。
(2)防犯対策
  • 日ごろから住居の点検・整備(例:窓やドアがきちんと閉まるか、鍵が壊れていないか、鉄格子の留め金や釘などが外れていないか等を確認する。庭の植木や樹木、背の高い雑草等を整備し、庭全体を見渡せるようにする。)を怠らない。
  • 次の防犯対策は効果的。
    • 鉄格子(窓、換気扇、冷房器具の取付口等)や、窓ガラス用の飛散防止フィルム、侵入警戒装置(ドアアラーム、マグネットセンサー)等を設置する。
    • 外塀を高くし、その上に障害物(忍び返し、有刺鉄線、ガラス片等)や防犯灯を設置する。
    • 番犬を飼う。
  • 外出時や夜間就寝時は、必ずすべてのドアと窓が施錠されているか確認する。
  • アポイントのない訪問者(物売り等)は、不用意に住居の敷地内に入れない。警備員や使用人には、訪問者への応対はまず門扉越しに行うよう徹底する。
  • 雨の日は、周囲の音が聞こえにくくるなるため、特に注意する。
  • 警備員を雇用している場合は、家の敷地内を頻繁に巡回するよう徹底する。
  • 留守中は、同僚、大家、使用人等、信頼のできる人に住居の巡回、カーテンの開閉、照明の点灯等を行ってもらう。



<在ラオス日本国大使館>
電話:021-41-4400~3
FAX:021-41-4406
Eメール:eojvte@etllao.com
ホームページ:
http://www.la.emb-japan.go.jp/index_j.htm